#2静岡県「東海大学海洋科学博物館」編


日本で唯一ピグミーシロナガスクジラの全身骨格標本が展示されている東海大学海洋科学博物館に行ってきました!体長は18m程で迫力があり、骨油が滲み出ているのが印象的。さらに貴重なイチョウハクジラとアカボウクジラの頭骨も展示されていました!(◎_◎;)

 

JR清水駅からバスで約30分。世界文化遺産 三保の松原で有名な三保半島の先端にある博物館。恐竜の化石が展示されている自然史博物館、水族展示とクジラの骨格標本などの標本展示がある海洋科学博物館が併設されています。

 

共通券1800円の購入がおススメ。バスで行くなら近くに飲食できる場所が少ないので、事前に飲み物や食べ物を購入していった方がベター。受付で共通券を購入して海洋科学博物館内へ。1階は水族エリアとなっていて、クマノミや駿河湾に棲息する海の生き物、深海生物の標本が展示されています。

 

ぐるりと展示を眺め、お目当てのピグミーシロナガスクジラの骨格標本を探します。2階へ続くスロープを上がると、波の仕組みや海藻類の展示が並び、その奥に褐色の大きなクジラの頭骨が見え、全身骨格が姿を現わします。頭骨や肋骨など他の骨から骨油が滲み出ているのがとても印象的。夢中で写真に収めた後は、頸椎が7つあるか確認したり、大きな肩甲骨や尾ビレ側からV字骨などをくまなく観察しながら妄想ゾーン(笑)周りには自分ひとりだけだったので良かったですが、冷静に考えるとほぼほぼやばい奴です(笑)

 

ピグミーシロナガスクジラはシロナガスクジラの亜種で、シロナガスクジラ(成体で23-27m/体重160t)程には大きくならず、体型はずんぐりとしているそう。展示個体は、1966年12月25日(クリスマス!)にマダカスカル島と南極の間で捕獲され、体長18.6m、体重43tあり、骨の重さはなんと3.5t。この展示のそばに解説シート(水色のシート)が設置されていて、興味のある方はお土産に是非!

 

振り返ると触れるクジラの背骨やミンククジラのヒゲ、さらに黄色いオシャレなケースに収められた頭骨たち。珍しいアカボウクジラ、下額から生えた牙のような歯が印象的なイチョウハクジラ、鋭い歯が特徴的なオキゴンドウ、水族館の人気者ハンドウイルカ、レプリカですがアマゾンカワイルカ、ガンジスカワイルカの頭骨が展示されています。侮れないぜ、東海大学海洋科学博物館。静岡を訪れた際は立ち寄ってほしい場所です。

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静岡県静岡市清水区

東海大学海洋科学博物館

営業時間:9時30分~16時30分
休館日 :火曜日(祝日の場合翌日)・年末年始
入場料 :¥1,800

 
展示骨格標本
ピグミーシロナガスクジラ
 

展示頭骨
アカボウクジラ
イチョウハクジラ
オキゴンドウ
ハンドウイルカ
アマゾンカワイルカ
ガンジスカワイルカ

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行き方

東京駅 → 高速バス → JR清水駅 → 在来線バス 東海大学海洋科学博物館前→ 徒歩3分 → 東海大学海洋科学博物館

時間:3~4時間
費用:5000~8000円
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訪問時期 18年3月
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