#4東京都「(移転後)港区立郷土歴史館 さわれる展示室」編

18年11月に港区立三田図書館の4階から地下鉄「白金台駅」近くへ移転した港区立郷土歴史館。1938年に建設された旧公衆衛生院で、とても重厚で趣のある建物。そんな資料館にある「さわれる展示室(コミュニケーションルーム)」にはミンククジラの全身骨格標本が!クジラの骨を実物を触れて観察できる本当に貴重な体験できる展示室。

地下鉄「白金台駅」2番出口の目の前にある、東京大学医科学研究所に隣接した港区立郷土歴史館。建物内に入れる入口がすぐにありますが、ちょっとだけ歩いて正面玄関から入ってほしい建物。重厚感溢れる姿は資料的価値も高く、見学ツアーもあるほど。調度品も当時のままのものモノもあり、オシャレで歴史を感じます。特に旧講堂は立ち寄ってほしい場所。

お目当てのさわれる展示室は2階にあり、移転前同様に無料で入れる施設。クジラの案内板がかわいい入口を入ると、シックな部屋の中にミンククジラの全身骨格標本が展示されています。台座に置かれた展示なので非常に観察しやすく、骨にも触ることができます。

ほかの博物館で「タッチ厳禁」と刷り込まれたためか、罪悪感が半端ない(笑)。学芸員の方に促されつつ、ちょっとだけ触りました。この標本は、宮城県鮎川で捕獲されたミンククジラの標本を東京慈恵会医科大学から寄贈されたものだそう。移転前同様に骨盤痕跡骨がないのが残念…。

窓側の棚には色々な動物の頭骨が並び、その中に真っ二つになったハンドウイルカの頭骨と下顎の骨が!骨に触っていいというリミッターを解除したためか、思わずハンドウイルカの頭骨下顎の骨を手に取って持ち上げてしまうと、速攻で学芸員さんに怒られました(笑)。触ってもいいけど、持ち上げは厳禁のこと…。

イルカの頭骨内部を見ることができるのは、恐らくこの資料館だけじゃないでしょうか。さらにヒゲクジラ類のクジラヒゲとヒゲを加工した靴ベラやペーパーナイフに加え、マッコウクジラの歯も展示。また、身近な哺乳類の頭骨や昭和時代の居間の再現など、ゆったりと見学できて触って体験できるおススメの展示室。歴史的な建物好きで、静かにゆっくりと見学したい方はぜひ訪れてほしい資料館。

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港区立郷土歴史館 さわれる展示室

営業時間:午前9時~午後5時
休館日 :毎月第3木曜日(第3木曜日が祝日等の場合は開館し、その前日の水曜日に休館)・年末年始
入場料:300円/さわれる展示室 無料

展示骨格標本
ミンククジラ
ハンドウイルカ(頭骨のみ)

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行き方

東京駅 → 東京メトロ丸ノ内線・赤坂見附駅 → 銀座線・溜池山王駅 → 南北線・白金台駅 → 2番出口徒歩1分 → 港区立郷土歴史館

時間:30分
費用:195円
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訪問時期 19年2月
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※18年11月に港区立郷土資料館は、港区立三田図書館の4階から都営地下鉄「白金台駅」近くの「ゆかしの杜内」へ移転。下記の記事は移転前の内容です。

真近で見られるミンククジラの全身骨格標本が!図書館にある展示室。JR田町駅、都営三田線三田駅から徒歩5分。ラーメン二郎本店も近い。

 

港区立三田図書館の4階にある施設。宮城県鮎川で捕獲されたミンククジラの標本を東京慈恵会医科大学から寄贈されたものだそう。

 

ミンククジラの全身骨格標本がフロア中心にどーんと構え、吊るし展示ではないので色んな角度から間近で見られます!骨盤痕跡骨は残念ながらありませんした(ToT)

平日は来訪者が少ないのでゆっくり観察できます。写真撮影可能でした。学芸員の方にお願いすれば、ミンククジラの全身骨格標本にタッチ可能。

 

その他にもマッコウクジラの歯、ミンククジラのヒゲ、クジラヒゲの加工品なども展示されています。週3日しか開いていないのでご注意を!

 

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東京都港区

港区立郷土資料館 さわれる展示室

営業時間:火金土 12時30分~16時30分
休館日 :月水木日祝・年末年始
入場料:無料


展示骨格標本
ミンククジラ


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行き方

東京駅 → JR田町駅 → 徒歩5分 → 港区立三田図書館

時間:10分
費用:160円
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訪問時期 18年5月
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